ぎー

22年目の告白 私が殺人犯ですのぎーのレビュー・感想・評価

3.5
【2017年ヒット作特集1作品目】
「はじめまして、私が殺人犯です。」
・面白かった!時効後に連続殺人犯が告白本を出す、実はニセモノで、なんなら被害者遺族で、真犯人を炙り出すための狂言だった、っていう展開は最高にハラハラワクワクした。でも、真犯人がいけてなさすぎる。それは無い。惜しい!と思った。
・今回は狂言だったけど、連続殺人の犯人が手記出して、印税とかで儲けるなんて絶対にあり得ないと思う。現実にもあるけど。
・藤原竜也はああいう狂気的な役がよく合うし、伊藤英明も熱血マンがピッタリだね。

・あんな真犯人の記者会見あったら大事件だよね。でも多分すぐに誰かに殺されると思うけど。それにしても出版社はクソだな。何が表現の自由だよ。少なくとも大手はやっちゃいけない。
・遺族は辛すぎるよな。夏帆の気持ちが滅茶苦茶よく分かった。
・なんで連続殺人犯のことを神聖化する奴がいるのか全く理解できないよね。これも現実世界でもいるから恐ろしい。
・全部知った後に振り返ると、自分が犯人ってバレる可能性あるのに藤原竜也を番組に読んだ中村トオルはバカなんじゃないかって一瞬思ったけど、そもそも気狂いなんだろうな。
・今思うと中村トオルの藤原竜也への対談の時のツッコミも結構危ういよな。でもそれは昔滅茶苦茶事件のことを取材したからってことで大丈夫なのか。
・伊藤英明の妹が殺される動画はあまりに残虐だった。映画の中のことって分かってるけど、目背けたくなった。
・真犯人っぽい奴が番組に来た時は何が起こるか分からなくって怖かった。中村トオルはマジでやばいな。妹が殺される場面を全国の前で伊藤英明に見せつけてるんだもんな。正気の沙汰じゃない。
・22年も経ってなんとか真犯人おびき出した、と思ったら替え玉だと分かった時の伊藤英明と藤原竜也のガッカリは察するに余りあるわ。
・整形して、戸籍も変えて。被害者遺族の執念だよね。『64』もそうだったけど。
・中村トオルの別荘豪邸だったな。
・全て明らかになっちゃったのに全く動じない中村トオルはやっぱりヤバすぎる。
・中村トオルに密着取材してたジャーナリスト、殺人止めるとか何かしなよ、流石に。
・あと中村トオルの動機もよく分からなかったな。戦場で人間性を損ねちゃったってことなのかな。

⭐︎1番印象に残ってるシーンは、テレビ番組で中村トオル、伊藤英明、藤原竜也、真犯人の代役が対談する場面。何が起こるか分からない感が凄かった。あんなの歴史に残る放送事故だけどね。
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