このレビューはネタバレを含みます
マ・ドンソクが暴れる映画が好きだ。
アイツは無茶苦茶やっていい。
殴られても殴られても殴り返す。
あと女に頭が上がらなくて、滅法弱いのがいい。
ということで鑑賞。
ゾンビものかあ、と思いながら観た。
しかし、ゾンビの特性が面白い。
意外に鈍い。
暗闇では目が利かず、音にだけ反応する。
これが、映画の中で生きてくる。
固唾を飲んで、車両間を移動するのを観客である私たちはじいっと見守る。
次は誰が死ぬんだろうと思いながら。
死にそうな奴がなかなか死なない。
いい具合に生き残る。
いい奴ほどすぐ死ぬ。
愛がある奴ほど早く死ぬ。
マ・ドンソクは本当にいいところで死ぬ。
暴れるだけ暴れてくれて天晴れ。
コン・ユは主人公だからなかなか死なない。でもいいところで死ぬ。絶妙。
冷や冷やさせる匙加減も絶妙。
エンディングへの伏線がきいている。
邦題はなんだかなあ。だけど思いついたやつは洒落がきいてるし、などと悦にいったのだろうか。もうちょいマシなの無かったのかな。
先入観無しで観てもらえそうなグッとくる題無いですかね。
ということで、パニックものとしておすすめ。面白かったので記録。
