hi1oaki

アイム・ノット・シリアルキラーのhi1oakiのレビュー・感想・評価

2.7
シリアルキラーにならないために自分にルールを課しているティーンエイジャーの物語。
内なる怪物を抱えた主人公が、格上の怪物に対峙する。好奇心とリスペクトが入り混じりながらも自分をかろうじて境界のこちら側に留めようとしている感じは面白い。
ただ話運びは鈍重かな。終わり方も綺麗にまとめ過ぎかと。
主人公はソシオパスとしてはっきり診断されている設定だけど、そうではなく頭でっかちにそう思い込んでるって方が、映画的には青臭いイタさ倍増で良くないですかね。その上で、もっと自分に課したルールってやつを軸にするか、師弟関係と反抗の話にするとかで、痛々しい青春映画な面を強調してほしかった。
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