えーこ

ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺんのえーこのレビュー・感想・評価

4.2
行方不明となった探検家の祖父を探すため、"地球のてっぺん"を目指し、
少女はひとり再探索の旅に出るー
フランス·デンマーク合作による長編アニメーション。

19世紀ロシア、サンクトペテルブルクで暮らす14歳の貴族の子女サーシャ。
黙って家を出てきたものの、
なにせ世間知らずのお嬢様、お金を騙し取られ、働くことになるんだけど、、
めげない、しょげない、
信じる道を突き進み、がんばる彼女は、
ディズニープリンセスにも負けないくらい魅力的☆
(前髪がちょいちょいうっとうしいけど笑)

白い霧に包まれた波止場、
赤く西日が差しこむ屋敷、
青みがかった流氷…
光の描写がすばらしく、
輪郭線のない塗りつぶした画は切り絵のような趣、パステルな色合いも美しい。
劇中の多くの音源は、実際に船上で収録されてるそうで、どうりでリアル(笑)

山あり谷あり荒波あり吹雪あり?
スリリングな展開にハラハラドキドキ。
王道ちゃ王道だけど、、
ドラマチックな冒険活劇!
人間味あふれるキャラクター、
彼らとの出会いが彼女を成長させる。
末は博士か探検家か、
彼女の将来はまさに前途洋々~

古いアルバムをめくるようなエンドロールもノスタルジー♪
数々の賞を取ってるのも納得の良作。
えーこ

えーこ