ようすけ

ドリームのようすけのレビュー・感想・評価

ドリーム(2016年製作の映画)
4.5
偏見や差別は個人の意識レベルの問題だけではなくて、今まで続いてきた世の中のシステムが与える影響も大きいのだなぁと思った。(便所の話)

能力主義で物事をしっかりと白黒つけるが、小便の色は全て同じに見える上司が痺れた。ハリソンの存在が結構大きいよな。けれどあくまでキャサリンが必要とされる人材であればこそ。それでも上司が便所の看板を破壊するシーンが実はロケット以上にベストシーンでした。

学習する機会が等しく与えられさえすれば、同じ土俵に立てるという意味ではメアリーの活躍も良かった。

日本はアメリカほど色々な人種の人々と共生しているわけではないので、最近のコロナ関連のニュースなどを見ていると日本人の意識が不安になる。ひょっとしたらちょっとしたことで異質だと捉えたり、偏見の意識は強いのでは…………何て思ってしまうが、まぁ、人それぞれか。

なんちゅうか、熱く仕事をしたくなる、働き方改革を無視して残業をしたくなる作品でした。
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