ロシアの妖艶な女スパイをエロく美しくジェニファーローレンが演じた大人向けのじっくり染み渡るようなスパイ映画。
「キングスマン」などのような派手なアクションは一切なくストーリーの面白さで魅せていく渋い作品。
ゲイリーオールドマンの「裏切りのサーカス」と似たような感じ。
それでも女スパイならではの見せ方があって面白かった。
とにかくジェニファーローレンスが魅力的。
彼女とそういうことが出来るなら死んでもいいと思いました。
（頭おかしい）
でも、色仕掛けで男を落とし情報を聞き出す。
そういうことです。
劇中でさまざまなドレスを身に纏うのですが、どれもお似合いで綺麗。
彼女が歩くだけで絵になる。
そんな女優さんいますか？！
彼女の役者としての新境地が開拓された瞬間が見れます。
原作を題材にした作品なのでストーリーに引き込まれる。
登場人物は少なめで混乱しないように線引きはされていますが、立場や状況が変わるとそのままの視点で展開されていくので結構難しいです。
それでも騙し騙されの化かし合いはラストまで緊張巻が途切れず全く展開が読めない。
中盤少し中弛みした感はありましたが、終盤の展開とラストの余韻はとても良かった。
R15指定ということもありエロティックなシーンやきつい拷問シーンもあるので覚悟した方がいいと思います。
近年のスパイ映画はアクションやエンタメ性を重視したのが多かったのに対しこの作品はまさしく大人の映画という品格があって差別化されていて良かった。
こういう映画もやっぱりいいな。
観に行った劇場がサービスデイで安かったということもあるのか、同時刻に上映していたドラえもんにドンドン家族連れが入っていくのが一番面白かったかもしれないw
