Kota

レッド・スパローのKotaのレビュー・感想・評価

レッド・スパロー(2017年製作の映画)
3.7
“人間は欲望のパズル、欠けたピースになれば簡単に操ることができる。”

ロシアのバレリーナであったドミニカ(ジェニファーローレンス)はある事故をきっかけにバレエが出来なくなり、叔父が働くロシアの情報局でアメリカに情報を売る“モグラ”を探す任務に就く。そしてモグラとコンタクトを持つアメリカCIAのネイト(ジョエルエガートン)に接触するが…。

“マリアンヌ”のようなアクションシーンはなくとも“裏切りのサーカス”のような心理戦が巧みに繰り広げられ目が離せない。ジェニファーローレンスはこの役のためにロシア訛りとバレエを1から学んだ。ラストまで映画としてはとても面白いけど、このロシア批判は如何なものかと…。そして、ロシア人役はほとんどロシア人じゃない人が演じているし、アメリカ人役のジョエルエガートンはオーストラリア人という、なんともリアリティが薄れるキャスト陣ではあった(笑)。銀行員として“ヒトラーの忘れ物”のルイスホフマンが出てたのは個人的に嬉しかった。
Kota

Kota