前評判は今ひとつだったが、面白いじゃないか。
だから映画は観るまで分からない。
シンゴジとも過去の東宝ゴジラシリーズとも、ギャレゴジとも違う。
世界観はレジェンダリーのモンスターユニバースと合わせてるのかと思ってたが、これも少し異なる。
まあメタボな体型は明らかにギャレゴジ系だが、直接的な繋がりはない模様。
20世紀の終わりに突然怪獣たちが現れ、人類は地球を追われたって設定はむしろパシリム。
前半は放浪の人類が地球に帰るまで、後半は地球奪還をかけた対ゴジラバトルの構成。
アクションシークエンスは、怪獣ものとして十分な迫力。
同じ様に故郷を失った宇宙人が、人類と共闘する仲間になってるのも面白い。
三部作の第1部なので、細かな設定は後から効いてきそうだ。
キャラクター造形がやや一本調子なのが気になるが、この辺りも2部以降に期待かな。
続きものの構成ながら、単体でもある程度の"オチた"感があるのもいい。
ところで本作も、シンゴジ以上に「神の獣」の影響が色濃い。
オマージュばっかり捧げてないで、いい加減誰かあの傑作を本気で映画化しないか。
四半世紀前には無理だったけど、今なら可能でしょう。
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