アヤネ

トンネル 闇に鎖(とざ)された男のアヤネのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

2023年66本目。
「お前ら全員クソだ」っていうジョンスの言葉がなによりこの映画を端的に表してるよな〜。ディザスタームービー的な怖さかと思ってたけど、人間のクソさの方が恐ろしく感じたわ。初めから終わりまで人災じゃねぇかっつーはなし。でも実際問題ああなるんだろうなぁ…おっかないわ。
序盤の救助隊が割と抜けてたり、テンイとジョンスのやり取りだったり、ラストのクラシックチャンネルの「ベッドに飛び込んでください」とか、クスッとできるシーンも幾ばくがあって全体的にはバランス良いはずなのだけど、どーしてもマスコミのマスゴミさが目について、いやーな感情で終わってしまったな〜。ジョンスが一貫してちゃんと善人だからそこはホッとできるところだったけど。ミナに対しての対応良かったなぁ。水やスマホのあたりとか、善性の中にちらちら見え隠れする迷いがすごくリアルで良かった。
しかしハ・ジョンウ、ペ・ドゥナ、オ・ダルスの三人は安心して見てられてとても良い…特にセヒョンがラジオで呼びかけるシーン良かったなぁ。泣けたわ。逞しいキングダムのペ・ドゥナもいいけども、少し儚げな今作のペ・ドゥナも好き。
あと第2トンネルの会議の時にジョンスを“対象”って言った関係者はチェ・グイファだよね?ハングルわかんなくてエンドロールで見つけようがないけど、そんな気が。なんか予期せず出会えると嬉しいわ。
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