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君の名前で僕を呼んでのtottsunのレビュー・感想・評価

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
3.8
「君の名前で僕を呼んで」
公開時からなんとなく気になっていてやっと見れた作品です。
巷では噂になっているみたいでパンフレットも完売が相次いでるらしいです…
1983年夏、北イタリアの避暑地で家族と過ごす17歳のエリオは、大学教授の父が招待した年上の大学院生オリヴァーと出会う。一緒に自転車で散策したり泳いだり、読書したり音楽を聴いたりするうちに、エリオはオリヴァーに恋心を抱く。やがてその思いは通じるが、夏の終わりが近づくにつれてオリヴァーが避暑地を去る日が近くなり…
キラキラ輝く太陽の元、木々や草花、川など美しい風景とこれまた美しいピアノのメロディーが彩る世界の中での出来事である。
エリオの17歳という年齢故の青さ、甘酸っぱさを感じる作品です。それはまさに果実のよう。
なんだか切なさすら感じます。
割とこういう作品見てる方ですが今回は美しく感じました。
お父さんの終盤のセリフも良かったです。なかなかあの状況を受け止められる親は少ない気がします。
もし私がエリオの立場だったら間違いなく両親に殺されます。
そんな中認めてくれる、分かろうとしてくれる父親が素晴らしいですね。
本編は少し長く感じてしまったのが難点ですかね…
それに対してエンドロールがびっくりするくらい短くて余韻に浸る間も無く席を立たなくてはいけなかったので寂しかったです。
私的には☆☆☆.8かな。
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