ねむ

君の名前で僕を呼んでのねむのレビュー・感想・評価

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
4.5
流れてる音楽と風景、その中にある恋や秘密。
色々なもの全てが役割を果たす場所でぴたりと隙間なくおさまっているかのような印象。

作為的に感じなかったのすごかった。
綺麗なシーンにしたろう!とかじゃなくて『はからずも、そうなってしまった』ように見えた。

心をこんな風に目に見える形で表現出来るものなんだなって初めて意識したかも。
一緒に恋が高まり胸を痛めてしまう。

好きになるまいと押し留めたり、自分や相手の言葉と態度に繊細になること。
抱きしめあうのは、マグネットみたいに引き合っても心がそれ以上近づけないことを再確認しているみたい。
冷静に葛藤してもいつか飲み込まれてしまう。
迷っているとき瞳って本当に揺れる。
これはただただ、恋なんだと思った。
ひとを好きになるって自分にとってもこういうことだ。
それを失うこともまさにこういうことだ。
唸りそう。
返す前にもう1回観たいやつ。
ねむ

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