チョマサ

レザボア・ドッグスのチョマサのネタバレレビュー・内容・結末

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

≫【Special】
≫クエンティン・タランティーノ監督、6年ぶりの新作『キル・ビル』の公開を記念してというわけではないですが、朝日新聞に寄稿されていた米国在住の映画コラムニスト町山智浩氏のタランティーノに関する面白いコラムを見つけたので全文拝借させていただこうと思います。すみません、多謝。
≫http://page.freett.com/pulp_memo/kill_bill_column.htm
以下上記より孫引用

■ちなみに町山氏のコラムには、“アカデミックな”知識を先行させて映画を論じようとする批評家たちに対する皮肉が含まれています。これには思わず共感せずにはいられませんでした。そうえいばある雑誌で町山氏が日本の映画評論家や映画ライターに対し、「元東大総長を拝んでばかりの権威主義ばっかりじゃん」と書いていたのを読んだときも「その通りだぁ!」と唸りましたが、タランティーノの新作公開を機に、そういった“お偉いさん方”には暫く口を噤んでいてもらいましょうか。…などと、僕のような青二才が吠えたって仕方ないんだけど。

共感します。総長はHSMSGHKさん。田舎に住んでるんで80年代のネオアカの影響を受けなくてよかった。これで何かを崇めてたらまずいけど。

≫くりごはんが嫌い
≫2011-03-24[映画][オールタイムベスト]90年代を変えた男の出発点『レザボア・ドッグス』
≫http://d.hatena.ne.jp/katokitiz/20110324/1300941178

タランティーノの映画は元ネタを調べたりインタビューを読む楽しさもあると思う。
映像の乾いて湿っぽくない感じとか、黒と血の色の対比とか、見ていてカッコいいなぁと思う。
内面が描かれてないって批判があるけど、それってもっと分かりやすくしてくれってことの裏返しなのかもと思った。撮り方が小難しく見えないから、内面を描いてないようにも見えるけど、Mr.オレンジが鏡に向かって自分に励ます場面とか、内面描写じゃないかって気もする。これも映画の引用かもしれないけど。
インタビューのそれは引用だよの、答え合わせかよってくらいの受け答えが面白かった。
ティム・ロスとマイケル・マドセンの演技がすごくいい。Mr.ブロンドのサイコさは怖いっていうより茫然とする。
ローレンス・ティアニーのキャリアを辿るのも面白そう。
パクリや借りてるだけと言っても、演出や撮り方や演じる役者が異なる段階で、さらには複数のものを組み合わせていることでも、すでに別ものといってもいい気がする。
チョマサ

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