いや〜。泣けました。
原作を読んでいたので、ハードルは高かったけれど、期待を裏切らない素晴らしい作品だった。
ストーリーは終盤までは、原作とほぼ同じ。
変に変えることなく映像化して欲しいところは全てしてくれた。
原作には無かった12年後を描くことによって、現在と過去の行き来が生まれる。
まさか、“あれ”を大人になってから「仲良し君」が見つけるとは。
あの後どうなったんだろうと思っていたが、上手くこの作品が形にしてくれた。
演技は皆自然で引き込まれた。
特に、浜辺美波さんが山内桜良さんに本当にハマってて。
可愛いし、あの無邪気な感じとか。
外出許可のところは泣けた。
ガムいる?の子がなかなか良いキャラしてるんだけど、上地雄輔があの人だとは全く分からなかった。
ガムいる?でやっと分かる笑
珍しくボロボロ泣いた作品。
唯一、マイナス点をあげるとすれば、共病文庫を咲良の母から受け取り、北村君が涙するシーン。
あの泣き方は少し冷めてしまった。
この作品が何よりも訴えかけているもの。
1日1日を大切に生きる。ということ
病気になろうが、普通に暮らしてようが、“明日”が毎日当たり前に来るとは限らない。
今の自分の”高校生である”という時間も貴重なものだから、改めて大切にしたいと思う。
運命とかじゃなくて、それぞれの選択で結び付いたもの。
深いなぁ〜。
個人的には2017年邦画No.1
是非たくさんの人に見て欲しい。
ほとんど満席だった劇場でもエンドロール終わるまで誰1人立たなかったということは、それだけ満足度も高かったのかなと思う。