かず

愛唄 ―約束のナクヒト―のかずのレビュー・感想・評価

愛唄 ―約束のナクヒト―(2019年製作の映画)
3.5
"生きるっていうのは、時間の長さだけじゃない"

「キセキ」に引き続き、GReeenの曲を基調とした作品。
主演が豪華な前作に比べて今作が話題性無く早々に上映終了したのが悲しいところです…

歌から作った物語ですから、場面展開に少々の無理を感じますけど、まぁ余命モノはやはり涙腺に来るし、感情移入は容易いですね。

平凡な毎日を過ごしていたトオルはある日余命宣告をされる。自殺を決意した所で旧友の龍也と再会し、"毎日に夢中だから、息してることさえ忘れてるんだ" 伊藤凪の詩と出会う事で、新たな出会いがある。
だが、詩人伊藤凪には秘密が…。

ちはやふるの時から気になってた清原果耶さん本当に病人て思うレベルで可愛い。
真っ直ぐな演技が心に刺さった。自分より数個しか年変わらないのに…凄い。

自分がしたいこと…が突然出来なくなる、当たり前の日常が当たり前ではなくなる。
闘病中のシーンは、少ないけれど印象強く、現実を突きつけられる。

両親の、"私達は1日でも長く生きて欲しい"という言葉。十分に分かる…させたい事がさせてあげられない辛さも相当なもの。

ラストシーンは滝のように泣いたけども、演出で少し冷めたのだが。笑
そういう人いないだろうか…笑

言葉の重みを感じた…良い意味でも悪い意味でも。

1日1日をどう過ごすか。人には生き急いでいると言われる自分の生活も、アリではないかと思い返す。
"今、この瞬間を大切に生きたい" 自分もそう思う。

ただ、最後の愛唄はGReeeenでも聞きたかったな。
普通な評価になる映画ってあまりない。

今年から上映作品を全て観れるようになったため、書きたいと思った作品のみレビューを上げていきたいと思います。
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