どっぷりリアルタイムなので、自分含め男三人の劇場なのをいいことに、全曲口ずさみながら、時には歌いながら、身体を揺らしながら。
どれも名曲ばかりだし、しかもオールアラウンドザワールド初期バージョン！に、リブフォーエバーデモ！！なおも、シャンペンスーパーノヴァのリアム歌入れまで！！
オアシスって、同時代のブラーやレディオヘッド、少し先輩のプライマル、ローゼスと違い、ニューウェーブの匂いが全くしない、そのままビートルズやフーに直結したような、異様な佇まいが際立っていたのですが、ノエルもリアムも、リズム隊にほとんど無頓着であったことにその理由があったのかなあと思いました。
つまり、歌声とメロディに特化したバンド。だからこそ、うまく踊れない不器用な世界中にいる"僕らの音楽"になった。
ネブラースに始まり、ネブラースに終わる構成も見事で、ブリットポップも対ブラーもクールブリテンも出てこない、僕らとオアシスの三年間を閉じ込めた魔法の映画。
柄にもなくファッキングレート、とか言いたくなります。
