『複製された男』と『魂の行方』、そしてラミ・マレック主演のTVシリーズ『Mr. ロボット』をごちゃまぜにしたみたい!と思ったんですが、『マトリックス』のような概念もあるし、『ドニ―・ダーコ』を引き合いに出しているレヴューもありました。
あらすじは、ラミ・マレック演じるジョナという男がいて、うらぶれた田舎のホテルで夜勤として働いています。彼は奥さんと小さな娘がいるんだけど、お金がなくて奥さんの両親の家に居候している。
これと並行して、マウンテン・マンと呼ばれるホームレスが、雪の多い山の中で、人がいない豪奢な別荘にこっそり入り込んで住んでいる様子が映し出される。このホームレスもラミ・マレックが演じていて、時々ラジオのトークショウに電話をかけてはY2Kのことを啓発するので、世間では「バスター」というあだ名をつけられている。
ある日ジョナが勤務中のホテルに謎の男が現れ、そこから話はとんでもない方向へと進んでいきます。
監督のサラ・アディナ・スミスは、「これは観た人がそれぞれに解釈する映画」と言っているので、以下は私の解釈になります。まだご覧になっていない方は、ネタを知らないで観た方が絶対面白いと思うので、私の解釈は、コメント欄に移して、ネタバレ扱いにしますね。