むぎたそ

牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版のむぎたそのレビュー・感想・評価

4.8
ラストの歌うまチビ男子のシーンがなければ読後感変わったかも。彼、いいね。

3時間56分。この時間数があったから描けたのかなぁ、この内容。主人公はふつうの少年だった。不安な社会に生きている、というだけで。

光と風とが暗闇のなかで際立つ。

◎二回目でいろいろわかりました。評価UP。

2017.8.11
三回目@ユジク阿佐ヶ谷
見る度に発見がある、としか言いようがない。なんか、見る度に感想変わる。今回はストーリーわかってるわけだから、モチーフや小道具、小四の心の機微の変化に着目した。何重にも味わえるポイントがある。人間の儚さや脆さみたいなものが浮き立つ。チャン・チェンのたまに見せる笑顔キュートすぎてたまらない。純粋すぎて危ういのよ。今日はファムファタル小明がかわいく見えた。(1回目と2回目はかわいく見えなかった。しかしやっぱり重い話すぎてモテテクを学ぶどころじゃない。)誰が悪い、ってわかんないや。国、時代、人。世界は複雑に絡み合ってる。


追記:2020年10月16日(金)
台湾巨匠傑作選にて。
4時間続けて見ようとすると絶対に寝るので、DVDで細切れに見るのもいいのかもしれぬ。そういえば、数年前の誕生日に自分へのプレゼントとして買ったのに開封してないけど。。
久しぶりに劇場で見たけど、観客の皆さんの怒涛の途中トイレが凄かった……。
初めて今作のチャン・チェン(シャオスー)魅力的に思えたかも。かわいい。↑と思ったら、二回目でも、キュートって言ってるww
女の子(シャオミン)なんであんなにモテるのか謎だけど、女の子の言い分もわかるんだよな。誰かに寄り掛かって生きざるを得ないけど、誰も信用出来なかった。。
懐中電灯ってモチーフも暗い画面設計も好きだった。
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