お湯

ムーンライトのお湯のレビュー・感想・評価

ムーンライト(2016年製作の映画)
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しっくりくるスコアがない……。
洋画でここまでセリフが心を惹きつける映画は見たことない。
全てのセリフ、全ての演出、全ての小道具、全ての場所に意味がある、
とても工夫された作品だと思いました。
ここまで凝って映画を作れるなんて、すごい。

いくつかの画面が頭の中に写真として残っていて、忘れられません。


第1章は、カメラが感じられるショットが多くて、ドキュメンタリーを見てるかのように感じました。リアリティがあった。

3人1役。
章が変わった瞬間は、主人公に「ん?」って思ったけど、立ち姿、歩き姿、口の動き、ことばの間が一貫していた。
本当に成長した姿を、撮っているように思えました。
演技はもちろんだけれど、この3人の役者の方々、撮影中に全く会ってないらしく、演出の力にも驚きました。


自分自身が持つ寂しさや虚しさを、お互い相手にぶつけている逃げているような、
悲しい愛の話だと思っていた。
けれど、
見た人たちの話をきくと違う気がしてきました。わからないです。難しい。


色々あってあまり細かなところまで集中できなかった……
映画の良さの半分も分かっていない気がします。
また見たいです。
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