若大将オーウェン

女神の見えざる手の若大将オーウェンのレビュー・感想・評価

女神の見えざる手(2016年製作の映画)
4.5
圧倒的な台詞の応酬とロビイストの票取りの内容、アンチ・ヒーローが革命を起こす様子などまさにアーロン・ソーキン顔負けの脚本だ。(ジェシカ・チャスティンはアーロン・ソーキン初監督作の主演だし)弁護士出身のジョナサン・ペレラは初脚本作品というがすごすぎる笑
清濁入り混じった共感できそうで、できない(この辺のバランスも見事)キャラ造形の見事さやテンポの良さ、予想を裏切る展開など面白かったです。めちゃくちゃ疲れましたが笑
この映画で一番感動するのは、全てが計算通りと夜神月ばりの戦略を発揮するスローンの予想が裏切られる展開。
勝ち負け、立場の上下のあるこの映画の世界で一番蔑まれる人が取った態度に思わず泣いてしまいました。優しいなぁ〜