Aria

女神の見えざる手のAriaのレビュー・感想・評価

女神の見えざる手(2016年製作の映画)
4.5

またとんでもない
映画を見てしまった…

度肝を抜かれました。

何もかもを捨てて仕事に注力する
敏腕ロビイスト、エリザベススローンを
演じたジェシカチャスティンの熱演っぷり。

語彙力が無くて悲しいですが
仕事が生きがいの彼女。

人間の三大欲求である
睡眠欲と性欲を制限し
睡眠時間は薬で無理矢理我慢し
性欲はエスコートサービスであっさり済ませます。

しまいには
食事すらも薬で済ませたいわと
言う始末…。とんでもない人。


銃規制支持の側に立った彼女は
敵はもちろん仲間すらも騙し
自分だけを信じて信念を貫こうとする。

自分しか信じていなかった結果、
仲間を危険に晒す事になり
さらに仕事の状況も悪くなる。

そんな最悪の状況になりながらも
さまざまな手札を利用し戦います。

普通に考えたら非情な人間だと
思いますが、あまりのブレなさに
尊敬してしまう。

そしてふとした苛立ちの感情や
一人になった時の焦りを露わにする姿は
強い心を持つが故の障害のように見えました。


正直セリフについていくのに必死だったので細かい映像の演出等にまで目がいかなかったので、もう一度見たいです。


雰囲気が似ている作品として
「ニュースルーム」という海外ドラマが
ありますが、女神の見えざる手のジェーンやジョージがメインどころで出ています。

ニュースルームはタイトルの通り
報道する側。

こちらも報道にきちんと信念を持っており
政治家はもちろんロビイストにも
スポットを当てています。
女神の見えざる手ばりの
議論はとても見応えがありますので
興味がある方はぜひ!
Aria

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