この感じどこかで…と思いながらエンドクレジットが流れ、角川だと思い当たる。学園SFミステリーといえば角川の世代なのでとても懐かしい。若い俳優さんたちに大御所の俳優さんの組み合わせもこれまた懐かしいテイストだった。
エスパーたちのどこか奇妙な様子を硬質なセリフ回しで表現しているが、様々なドラマで場数を踏んできた野村周平と黒島結奈がもったいないし、若さの魅力が半減してしまい残念。相麻菫役の平祐奈はセリフが断片的な過去映像シーンではワクワクするような謎に満ちた素晴らしい存在感を見せていたが、後編に続く大事な前編のラストシーンでセリフが多くなり、その存在感や魅力が一気に薄れた。演技力に相当の難がある。
