僕は僕だ。
海賊映画の俳優の息子でなければ、
知事選の候補の息子でもない。
いい子であれ、真面目であれ。
そう無言の圧力のように感じて、それが雑音のように自分の耳に鳴り響く。
最初は、更生施設にいられない、すぐまた薬をやってしまうダメな子だとチャーリーを思ったけど、
だんだんチャーリーの息苦しさが分かってきて、
ダメな子だけどハグしてやりたくなった。
でも、チャーリーが望んでいるのはハグじゃない。
自分の力で立つこと。
雑音のない世界で。
ジャンキーな親友の名前がアダムで、
施設で出会う彼女の名前がエヴァ
ってのもちょっとどうかと思うが、
薬(ヘビ)に唆されて、日常(楽園)を失ったものという意味かな?
もしくはチャーリーを産んだ造り主?
まぁなんとも受け取れますが。
改めてニックロビンソンは上手いですね!
この子が演じることで、ダメな子なんだけど、どこかに愛おしさを感じられる気がする。
チャーリーを可愛く思う親の気持ちも分かるから辛い。
観たかった作品なので、Amazonプライムに来てくれてありがとう。