RYO

THE BATMAN-ザ・バットマンーのRYOのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます


非常に良い出来の映画だった。

キャッチフレーズとして
ジョーカーの衝撃は序章に過ぎなかった
とあった分期待値も高まっていたがそれでも満足のいくものだった


ストーリーは放映時間が約3時間と長尺ながら中身の詰まった作品だった

始まりはリドラーという猟奇的殺人鬼が起こす大掛かりな騒動から始まり
その動機、真相を謎々と共に解明をしていく

その後犯行の裏、シティに蔓延る嘘で固められた真実
汚職、賄賂、麻薬、悪との繋がり

挙句、ブルースの親にまで火の粉がかかる

今までの行動の根底が崩れそうになるバットマン


そこに映るリドラーは果たして本当に悪なのだろうか?
弱者の代弁者なのか?

だが方法は暴力
これでは昨今のロシアのそれと何ら変わりない


結果リドラーに踊らされ
果たして勝利したのか?というなんとも言い難い終わり方

充分面白い内容であったと思う


バットマン自身は
TENETでは爽やかな相棒を演じたロバートパティンソン


今回のバットマンは正真正銘、ダークヒーローであり

何より肉体で敵を蹂躙する様は見ていて爽快感と恐ろしさを感じるものであった
同じヒーローであってもバットマンは特殊能力を持たない
特に今回に至っては小道具を使ってこそいたが防弾チョッキを着たコスプレマン
身一つで戦う姿が非常にリアルだった

ペンギンとのカーチェイスに至っては果たしてどちらが悪役であったかを惑わせるものであった

バットマンのゲームをやっていた事もあってだか後半の戦闘においてワイヤーで敵を無力化、ローリングからの攻撃などはある種のファンサービスであったのだろうか


映画の予告のラストに
囚人との面会をするバットマンがいたが
笑い方的にホアキンのジョーカーでは?
と思っていたがただの考えすぎであった

ただ本編にも一応登場していたようなので次回作に期待という事で

なぞなぞに即答するバットマンは頭の回転が良すぎでは?
当然尺の問題もあるとは思うが東大生顔負けであると思う
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