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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密のRYOのネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

大ヒット作ハリーポッターと同じ魔法世界を舞台とした作品
時系列的には過去の話である


映画の内容としては分かりやすいストーリー、綺麗な終わり方が一番の印象であった

ストーリーの深さなどを言ってしまえば少し物足りなさを感じたものの

この映画はあの魔法世界をもう一度味合わせてくれる

これだけで価値がある


ファンムービーだなどと言われている

だがそれでいい



ストーリー

前作でグリンデルバルドに正式な武力、軍団ができてしまい魔法会を揺るがすほどの力を手に入れてしまい終わったところ

そこからダンブルドアはどう対抗していくか

新しく集められたダンブルドア軍団
その戦いが見ものだった

完全にダンブルドアに軍牌が上がったわけではあるが彼も中々な軍師である

作戦、計画は全て見透かされる前提で今作の
MVPはジェイコブであろう



味方としてみれば魔法も使えない、感情任せで動くマグル
戦力として決して見れない

彼の強さは不確定要素の多さである

クイニとの恋仲であった
が前提であるが

まず場にいるだけで相手のかなり重要な戦力を削ぐことができることである


その上、暗殺を止める際も敵の親玉に喧嘩を売るという作戦台無し行動を取るも
結果的に注意を逸らし、暗殺阻止に大きく貢献している。
元論ユーラリーの機転もありきではあるが


あんなに魔法をドンパチやり合う世界で

心が広い人

という自信のみで死地へと赴く彼は素晴らしいであろう。


演出

毎度のことながら新たな魔法世界の顔を見せてくれていたシリーズであるが
今作はシリーズを通しての魔法動物の出演は少なく感じた

冒頭の気球の鳥、監獄のサソリなどはいたがそれ以外はシンプルに魔法の応酬であった


前作では呪文を声に出し放つというのが通常であったが
無言呪文
というものが存在し、その通り詠唱無しで呪文を放てるのだ

これらの技術はかなりの技術を要し誰でもできるものではない


ファンタスティックビーストではこれが最もたやすく行われる

高度な魔法の応酬であることがわかる

相手を壁に閉じ込める
クリーデンスのオブスキュラスによる攻撃
ドラゴンボールの瞬間移動のような姿現し


そして過去作に登場したものが沢山出てくる点は私を含めファンがかなり嬉しかった点ではないだろうか


カバントラップによる怪物の本
クディッチのボールであるブラッジャー、金のスニッチ

麒麟を再生するときの呪文(マルフォイに向けてスネイプがかけていた呪文)


なによりダンブルドアが強すぎるという問題

前作のラストでダンブルドアキラーならぬクリーデンスが居たにもかかわらず一蹴

グリンデルバルドとも誓いが破れ戦いになるが
優勢


彼がいかに他とのステージが違うかを見せてくれた


自らの組織は解体
唯一のアドバンテージ出会った誓いも破れ無防備



今後グリンデルバルドがどう動きが大変興味深い点である。
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