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THE NET 網に囚われた男のchelseaのレビュー・感想・評価

THE NET 網に囚われた男(2016年製作の映画)
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韓国側の悪い刑事が朝鮮の歌?を歌ったところで、私は今まで韓国をなんか勝手にアジアを代表して音楽の祭典とかやってるきらきらした国とライトに見すぎていたのかもしれないと思った。確かに字幕では韓国を南朝鮮と記している。北朝鮮のことなんか殊更知らんし、自分の知りようのないところでリアルかそうでないかが揺れてて悶々とした。何がリアルで何が演出なのか自分の知識では見分けがつかんし。それがキム・ギドクの技なのかな。
ただ主人公の男がソウル市街を彷徨ってた場面の夜のビルの光の感じとかは、韓国の演出されたきらきらじゃなくて、なんか自分の知ってるよくある夜のビル群ぽくて、そこでああ〜これ!とドンピシャときたというか、いつのまにか主人公に感情移入してて、主人公は終始不安だったと思うけど、私は私の知ってる(ような)景色が出現してホッとしたんです。見どころまったくズレてると思うけど観れてよかった。
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