【ネタバレなし…もなにも、物語としての約束事のような“オチ”はありません。
詩のようでもあるし、切り取られた時間…のようでもあるし…
だからと言って、飽きるさせられることはなかったです。
自分の場合は、やっぱり両親それぞれの葬式を連想させられます。
映画の中では、父親との回想と、お焼香を上げにきてくれた人に、故人の思い出を語ってもらうという話。
実際そんな式には参加したことはないけれど、様々な葬式に出て思うのは、意外とバリエーションが多彩で、同じ式はないようにも思う。
臨機応変というか、ざっくばらんな雰囲気は式の度に感じる。
実話ベースらしいので、もし本当に式の参列者それぞれに故人の思い出を語ってもらうというなら、映画のように参列者が少なかったのかもしれない。
それよりも、戒名ナシってアリなんだろうか？（笑）
愛したり、愛されたり、憎んだり、懐かしかったり…許せない事、忘れられない思い出…
相反する感情は整理できそうにもない…そのことが、それぞれに遺された遺産なのかもしれない。
