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ムーランのGINのレビュー・感想・評価

ムーラン(2020年製作の映画)
3.8
忠義
勇気
真実
そして孝行
家族思いの孝行娘ムーランが起こす奇跡のお話。
やはりディズニーのヒロインものは良いですね。
劇場公開は中止になってしまったけど、物語を充分楽しむことが出来ました。
広大な中国を舞台にした規格外のスケール。
ムーランの故郷などは、中国の歴史的な遺産を撮影現場に使用しているように見えました。
そして主要な登場人物を少なく絞ることで関係性をわかりやすくしていた所も良かったと思います。
家族や友を大事にすること、そして自分自身を解放してあげることが、この作品の1つのテーマになっていたように感じました。
ただし…不満な所も…。
ミュージカル要素を元々摂り入れる気が無かったのか、入れようと思っていたけど物語重視でやめたのか、よくわからないけど、劇中に歌は入れた方が良かったんじゃないかなと。
その方が、ディズニーらしくて気分が盛り上がるし、音楽も大事な要素の1つだと思うから。
あともう一つ…
詳しいことはよく知らないけど、配信対応になってしまった事がやはり残念。
表現の世界を政治的に利用したり、美化しようとする所が中国政府にあるようならやめてほしいよ…。
表現は「何故この作品を作りたいたいのか」という強く純粋な思いの中で制作・発信されるべきだと思うのです。
マーベルでもアジア系の主人公を題材にした作品が控えているから色々と配慮大変だろうけど、作品の持つ世界観を大事にして、発表して欲しいと切に願っています。
頼むぞ、マーベル!!
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