よくわからなかった。
2017年公開の韓国映画で、非常に良くない噂ばかり聞いていた作品でありますが、なんと日本では「タクシー運転手」と同時期公開というなんとも割に合わない・・・w
最初のカウンセリングルームでのルックとかはいいんですね。
ほぼ夜のシーンのみで建物の中の照明も暗く、ネオンが強調されたイマドキ空間が多く、スタイリッシュさを強調したロケ班は全体的に良いと思います。
今や、日本の一歩先をゆく韓国ネオンライティング界。
お好きな方はこの映画を観光材料にするのもいいかも。
いきなり服を全部脱いでくれるスヒョンくんのタトゥーだっさw
韓国ってモッコリダメなんじゃなかったでしたっけ?
スヒョンくんモッコリしてましたよ?
これテレビ放送時にモザイク入りパターンかな?
(ちなみに韓国では映画などのテレビ放映時、タバコやナイフなどにもモザイクが入ります)
キム・スヒョンくんが傍若無人なヤクザと、気弱なフリージャーナリスト、という二重人格の男を演じる。
その気弱な人格の方を消し去り、強く生きれるようガンぺ人格だけを残そうとイ・ソンミンアジョシのやっている怪しい精神科医を訪れる。
治療の甲斐もあり、強い人格だけが生き残るが、弱気な人格が全身を大怪我した男の身体へ入り込むことに成功し・・・。
意味はわかりませんが、なかなか面白い設定かと。
てかこの映画めっちゃ長いんすよ・・・138分あるとか地獄。
とにかく間が長くてテンポが悪い。
スヒョンくんの心情描写のつもりやろうけど、長すぎる。
スヒョンくんの気弱な人格の入った傷だらけの男は、全身整形してトランスフォーマーのようなマスクを被り、ガンぺスヒョンくんに近づいて来ます。
新しいカジノ経営の出資者として。
つまり一人二役。
ガンぺスヒョンくんと、気弱別人格入り整形スヒョンくん。
ここからこのマスクの男(整形スヒョンくん)とガンぺスヒョンくんが、仕事のために手を組むが、計画的に自分に近付いて来たっぽい整形スヒョンくんとは正直相容れない。
「10人の泥棒たち」が昨日のようで、歌の歌詞にも出てくるくらいチャッカンナムジャ(優しい男)アイコンとして国民的人気俳優ですが、今作では極悪非道のワル。
常に黒シャツに黒スーツのスヒョンくんが、そのスーツに埃ひとつ付けずに一人素手ゴロで相手を倒していくとこ一箇所だけあります。
あとは銃。
これソルリの役なかなか凄いっすね!
あのヌードはまさか本人じゃないよね?
ソルリ以外にも出てくる女全てのナイスバディがヤバいw
整形スヒョンくんは服装や行動、タトゥーに口調、連れてる女の雰囲気など、ガンぺスヒョンくんの真似ばかりして、イラつかせながらも本人すら、どんどんどちらがオリジナルなのかわからなくして追い詰めてゆく・・・。
そしてこの2人が気弱スヒョンくんの思惑通りにどっちがどっちかわからなくなり・・・。
ここからが、かなーりわかりづらいです。
本人たちがわからなくなるとしても、この2人を見分ける根拠がほぼないので、観客も今、どっちがどっちなのかわからない。
これでは、じゃあどちらが今「勝ってる」のかわからないので、どう思っていいのやら・・・。
何か仕草やそれこそタトゥーや傷とか、劇中に絶対見分けられる人物を置くとかしないと、ただでさえ淡々と長いのにどっちゃでもええわー状態に突入しても、あと1時間くらい続きますw
肝心の提案者のソンミンアジョシがわからなくなるのは、話運び的に良いのですが・・・。
一応説明してくれるのですが、説明下手くそだからやっぱりわからないですw
ラストにもド派手なアクションシーンがあるのですが、もはやダークナイト。
ソウルではなくゴッサムシティw
だからアクションというよりはダンスっぽいので、このガンぺスヒョンくんが本人仰る通り、腕っ節強いのか強くないのかはよくわからない・・・。
長い足が際立ち、武術はミュージカルのよう。
あと、この映画やたら血の量が多い。
絶対成人指定つけてやるんだ!という製作陣の謎の意地を感じます。
SEXシーンの多さに関してもやはり、絶対成人指定つけてやるんだ!という、意地以外の何物でもない力強さを感じますw
まあ、ソルリとスヒョンくんなので需要はありそうですけど。
話とは関係ないけど、マーロウのセリフが引用されてました。
「あの頃、君を追いかけた」日本リメイクにも登場しましたが、最近はチャンドラー流行りなんですかね??