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氷菓のoldmanSEヨKのレビュー・感想・評価

氷菓(2017年製作の映画)
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【ネタバレなし】【原作未読】
全体的にテンポが悪く感じました。

主人公の折木奉太郎(山崎賢人)が閃く時、前髪を触り顔が回転する(周りをカメラが回り込む)一休さんのようなお決まりのショット。
「ポクポクポクポク…チーン」と聞こえてきそう(笑)
しかも閃くのに時間かかりすぎ…。
それも含め、古典部4人のキャラの作り方が気になりました。
千反田える(広瀬アリス)の表情が、時々マネキンのようだったり…

映画の作りはミステリーでしたが、オチとしての意味も含めむしろ等身大の彼らの学園生活ともっと同調させた方が、キャラ問題として生身の俳優たちを使う両方の意味でも、より現実感がでたように思いました。
…つまり終わり方が、なんかしっくりこなかったです。

回想シーンで昔の学校の風景が写りますが、セピア加工しただけで校舎や周りの民家、車など現代のままというのはちょっと手抜きでしょうか。

アノ時代で鉄筋四階建ての校舎とか舗装道路というのはちょっと微妙かなぁ…(時代的には無かったことはないでしょうけれど…)
少なくとも電柱は木+コールタール塗装じゃないと。
(ある意味想像の中の回想だからいいのかな?)

映画、映像としてもっと”いい絵”が観たかったです。
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