生まれながらにしてギフテッドと言われる類まれなる知性を授かった少女メアリーを叔父のフランクは亡き姉に代わって育ててきた。
母イブリンから数学者としての成功を一身に受けていた姉は娘のメアリーを産んで間も無く自殺をしてしまう、姉に数学者としての成功を期待していた母イブリンは姉の裏切りから赤ん坊のメアリーに見向きもしなかったのだが、メアリーが天才的な知性を持つギフテッドと知ったイブリンはメアリーの今の環境が劣悪であり才能にあった教育を受けるべきだとフランクと引き離す為に裁判を起こすのであった・・
メアリーの知性の高さもだけど演じたマッケンナ・グレイスの知的な演技に少しおませな感じがとても愛らしく素晴らしいし、それを温かく優しく、時には怒るけども決して理不尽じゃなくてきちんと分別をつけて人として接しているフランク、彼を演じたクリス・エバンスの演技も良かった。
物語のキモは姉が残した遺産だけどこれはそこまで凄いドンデン返しという訳でもなく、とにかく親とは？子とは？を見つめなおせる良作の印象でしたね。
前から言ってるけど自殺するくらいならインドに旅に出ろ！とは言いたい
親子の骨肉の争いの内容のはずなのに裁判所を出たら親子、しかも元々ちょっと距離があり一線を置きつつも仲は悪くはない親子の会話になるあたりはある意味微笑ましかった。
ふと気づくとこんなところにオクタビア・スペンサーが！ この人は本当にいつもおいしい役を勝ち取るね、それもキャラクターの成せる技なんだろうな
映画.com参照
「キャプテン・アメリカ」「アベンジャーズ」シリーズのクリス・エバンスが幼い姪に愛情を注ぐ独身男を演じ、「（500）日のサマー」「アメイジング・スパイダーマン」のマーク・ウェブ監督がメガホンをとったファミリードラマ。生まれて間もなく母親を亡くした7歳のメアリーは、独身の叔父フランクとフロリダの小さな町でささやかながら幸せな毎日を送っていた。しかし、メアリーに天才的な特別な才能が明らかになることで、静かな日々が揺らぎ始める。メアリーの特別扱いを頑なに拒むフランクのもとに、フランクの母イブリンが現れ、孫のメアリーに英才教育を施すため2人を引き離そうとする。そんな母に抵抗し、養育権をめぐる裁判にのぞんだフランクには、亡き姉から託されたある秘密があった。
gifted ギフテッド
Gifted
2017／アメリカ
配給：20世紀フォックス映画
