叡福寺清子

拷問男の叡福寺清子のレビュー・感想・評価

拷問男(2012年製作の映画)
3.0
愛娘が生まれた当初は仲睦まじかったデレクとステイシーの夫妻.その娘ジョージアが6歳になることには愛情は冷え切って離婚していました.ある日,元嫁の家に宿泊していたジョージアちゃんが行方不明に,そしてほどなくして遺体で発見されます.半年経っても社会復帰がままならないデレクさん.とある事がきっかけで犯人の物的証拠を発見.殺された娘のために犯人に復讐を果たします・・・
こんばんわ三遊亭呼延灼です.拷問とは手偏に考えると書くのですね.なかなかに意味深な漢字だと思いませんか.
それはそれとして107分の尺で拷問タイムに突入するまでに50分以上かかってるのはどうなんでしょう.こうこうこういう理由でデレクさんは拷問するのですよ,という説明が必要なのは理解しますがもうちょっと短くできませんでしたかしらね?
そしていよいよのお楽しみタイム!なるほど,悲鳴を上げさせないために気管を切開するには一つの発明でした.が,反面その悲鳴が聞けないのは残念でもあります.なかなかに難しいところです.デレクさんが聴きたかった事は拷問タイム最初の2分くらいで相手がゲロっちゃったので,あとは純粋に復讐の為に苦痛を与えるという姿勢は評価いたします.
その拷問ですがバリエーション豊富で目に嬉しい光景でした.一番の目玉はパイプと有刺鉄線の組み合わせです.尻穴に太目のパイプをズギュンと差し込みます.当然ローションなんて使いません.大変痛いです.ある程度の深さまで押し込んだら,有刺鉄線を通します.どんどんどんどん通します.鉄線が腸にたどり着きますと苦痛マックス.で躊躇わずにパイプを引き抜きます.腸の中には有刺鉄線だけが残りました,で出来上がり!当然鉄線引き抜くんだよねって期待された皆様.ご安心下さい.ニュルニュルニュルって引き抜きます.痛いですねぇ.よく生きてますねぇ.普通腸も一緒に出てくる気がするんですが,どうなんでしょう.どなたか経験された方いらっしゃいませんか?
同様の作品に『復讐鬼 マイ・ジャスティス』というのがあります.拷問シーンも気合入っておるのですが,最後のどんでん返しが主軸.に対して,本作はより純粋に拷問を楽しめる作品に仕上がっております.もちろん耐性不備な方はご視聴不可でありますぞ.