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アナベル 死霊人形の誕生のrage30のネタバレレビュー・内容・結末

アナベル 死霊人形の誕生(2017年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

『アナベル』シリーズ、第2弾。

人形職人の家に引っ越す孤児達の話で、大きな館を舞台にしているところが本作の大きな特徴と言えるでしょう。
本家である『死霊館』とかなり近しい世界観であり、お化け屋敷的な面白さが復活したのは良かったと思います。

恐怖演出に関しては、前作同様に奥行きを活かした演出はあるし、光と闇を使った演出もベタに怖かったですね。
めちゃくちゃ怖いって程ではないけど、個人的には程好い怖さでした。

一方、不満点としては、この内容で110分はちょっと長いかなと。
中盤のジャニスが飛ぶシーンで最高潮を迎えてしまったというか、それ以降は緊張感を欠いて、中弛みを感じてしまいました。
主人公が交代する構成も良いんですけど、ジャンル映画はタイトに纏めて欲しいなと個人的には思います。

前作はスピンオフ作らしい“軽さ”があって好きだったのですが、本作は本家『死霊館』に接近した事で、良くも悪くも“重く”なってしまったのかもしれません。
本家に寄せたところで、「薄めた死霊館」にしかならないのだから、もっと差別化を図った方が良いと思うんですけどね。
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