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いぬやしきのマーチのレビュー・感想・評価

いぬやしき(2018年製作の映画)
3.5

【省略レビュー🐶】

アニメは観ていませんが漫画は全巻持っていますし、タイムリーで原作を追いかけてきたので人一倍「いぬやしき」にかける思いは強いです💪

映画好きの奥先生が映画化も見越して描いた作品ということもあり、バッチリ映画作品として映えていたことは間違いありませんでしたが、原作ファンとして凝縮された内容に少し物足りなさも感じました。

原作はアクション描写が漫画としてはかなり画期的で、後半は単行本1巻だけだと5分で読み終わってしまうほど驚異的な熱量を誇っていてこの作品のキモとなる部分でもあるだけに日本のVFX技術でそれを映像として体感させられるのか大変不安なところではあったのですが、そこはさすが佐藤監督です。確かな采配でエンターテイメントとして申し分ない仕上がりにしてくれていましたし、日本映画ではあまり挑戦していないヒーローものとしての新鮮さを味合わせてくれました。

ハリウッドの技術が桁違いなので比べるとまだまだなのですが、日本のVFXもここまできたんだぞということを示す上で、この作品はかなり健闘していたと思います。新宿上空での激アツ戦闘シーンは展開が分かっていても手に汗握りましたし、佐藤健くんが高校生に見えないことを除けばキャスティングにも恵まれた映画でした。原作を読んでいた時に犬屋敷家のお母さんは濱田マリさんがピッタリだと勝手に想像していたらその通りのキャスティングでしたし、チョッコーは弱々しさ的にも本郷奏多くんがいいなと思っていただけにまさかの妄想キャスティングが一致した時には驚きましたよ!笑 さすがに木梨さんは斜め上の発想で、誰もが小日向さんを期待していただけに意外なキャスティングではありましたが、漂う哀愁と寂しげな雰囲気が思っていたより全然良かったので安心しました。

ただ原作読んでるとどうしてもカットされている部分とかが分かってしまうので全体が薄味に感じてしまって作品を見た後の充実感が少なかったのですが、飽きる瞬間は一切なかったので原作を読んでいない人にこそオススメできますし、ロボクオリティの高さには眼を見張るものがあるので是非とも劇場でこの作品の縦横無尽感を楽しんでください♪

余談ですが、三吉さんめっちゃ可愛い😍
もう一つ余談ですが、原作ファンなら分かると思いますが例のシーンはどう考えても宮根誠司さんをキャスティングするべきでしたよね! 読売テレビが許しちゃくれないか… 笑


【p.s.🐕】
忙しくてレビューをしっかり書く機会が無いので超テキトーに今年観た作品を投稿していきます。
暇があれば正式なレビューと入れ替えますが、きっとそんな瞬間は訪れないでしょう。
だって、私ですからね。
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