ぴのした

劇場版ポケットモンスター キミにきめた!のぴのしたのレビュー・感想・評価

3.4
十数年ぶりにポケモンの映画を見た。懐かしいし普通に面白いし、友達とこういうの見るのいいね。

ストーリーとしては、初代ポケモンのアニメのリメイクのような内容。最初の20分くらいはポケモンの第1話(サトシがピカチュウと旅に出るも、ピカチュウが他のポケモンに襲われてボロボロになったところをサトシがかばったことをきっかけに仲良くなる話)ほとんどそのまんま。そこからあの有名な主題歌(のリメイク版)が流れる。この第1話普通に感動的な話なのに加えて、ここまでの流れがほとんど初代のまんまだから、これをリアルタイムで見てた人は最初の20分だけで懐かしさと感動で涙がちょちょぎれるはず。

そのあとは映画オリジナルストーリー。カスミもタケシも出てこなくて、映画オリジナルの男女の仲間2人が出てくる。出てくるポケモンもヒトカゲとかホウオウとか初代のものが多いけど、本当ならもっと後に出てくるポケモン(ルカリオとか)もいっぱい出てくる。

というのも、聞くところによるとこれはポケモンが増えた現在のポケモンの世界でサトシが旅に出た場合を描いた「もう1人のサトシの物語」らしい。

見所としては、
・さっきも言った、初代ポケモン第1話とオープニングがそのままで懐かしい。
・バトルシーンの迫力がすごい。
・ピカチュウ(昔みたいなボテっとした体型じゃなくて今風のスリムなやつ)とかポッチャマがかわいい。
・リザードンのキャラがカッコいいし泣ける。
・ピカチュウが喋る。
・ライバルの前髪がすごい。

ライバルと対比した、ピカチュウとサトシの関係性や(友情)、サトシにとってのポケモンバトルの位置付け(友達になるためのバトル)っていうのが強調されているのもよかった。勝ち負けではなく、バトルを通して相手や仲間と仲を深める的な。(とは言ってもパートナーは指示するだけなのにポケモンは瀕死になるまで戦わされ続けるのはやっぱりかわいそうなのでは…とも思うけど笑)

サトシが一回透明になって死んだ後に復活したのは何回考えてもよくわからなかった。