面白かったー！ほんと恥ずかしながら事件知らなかったから、このフィクションみたいな人生と顛末にただでさえ興味そそられまくりなのに、語り口が軽妙で、すんごいイケてるから、ずぶずぶハマる！インタビューをなぞりながら紐解くのはスタンダードだけど、その差し込み方と、トーニャのフェリス式モノローグが秀逸過ぎる。
どうやって撮ったんだろうスケートシーン。ある程度はマーゴットさん練習しはったと思うけど、多くはCGだろうか。どうやってどうやってって考えてるけど、いちいちマーゴットさんの表情が本当っぽすぎて、創作物なのを忘れさせられる。躍動感のあるカメラワークも好き。
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いや、ほんとこんなおもろい話ある？何がおもろいって、バカばっかりなところ、バカばっかりな集団の真ん中に世界的な才能がいることで話がワールドワイドになってること。FBIが出てくるようなレベルのIQじゃねえよって思っちゃう。
個人的に、「生き残れるか」を最近悶々と思っていたけどーーいや別に大きな苦悩も絶望も無い漠然としたやつで生温い自覚は十分にあるのだけどーーそういったバンビちゃん思考を吹き飛ばすような、トーニャのハードモードさとバイタリティ。イケてる映像でサクサクと進めてくけどこれは重く描こうと思えばいくらでもといった内容では。
「彼女はアメリカそのもの」なんて台詞がありながら、アメリカの理想と離れてるからと審査員に嫌われるトーニャ。それでも二度もオリンピックに出たトーニャ。ボクサーになったトーニャ。「事件の真実は？」そもそも、素人目にはフィギュアだって審査の真実わかんない。なんだよ芸術点って！皮肉な競技ね。真実ね、わかんねーっすよね。「これが真実」と言われたらもうなんも言えない！ラストカット死ぬほどかっこよかったです。
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映画が終わったあとに実際の映像出るの嫌い派なんだけど、この映画はなんかすげー楽しかったし、観たいと思ってた！ショーンもお母さんも似て過ぎる。笑う。
