次男

対峙の次男のレビュー・感想・評価

対峙(2021年製作の映画)
3.9
銃乱射事件の被害者両親と加害者両親が、6年の時を経て、はじめて四人で対峙する。話す、話。

「四人が話す話」としか知らずに観た僕は、はじめの15分、それが始まるまで、非常に掴みづらくソワソワした。こういう「期待のさせ方」もあるんだな。上手いなあと思った。

会話が始まってからの1時間半。は、まあ、映像的には非常に難易度がね、高いですよね、でも内容が内容ですし、あと俳優皆様の芝居ね。芝居なのか?あれ。恥ずかしながら誰も知らなかったので、もう「その人」にしか見えなかったよ。だから辛くて辛くて。表情も、なんかリアリズムを超えてたなあ、リアルだと思えた、答えだと思えた。こんな顔するんだ、って。

迎えるラスト、ハッとする彼女の言葉は、僕には絶対想像もつかない言葉で、それだけで観る価値があるような。

でも、ごめんなさい、やはり一定の退屈さは、否定できない。話してるだけだから。そして、好奇心をくすぐられる・能動的にさせられる会話内容ではないから。本当に申し訳ないが眠くなったし、それはごめんなさい。
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