事件の詳細を知らなかったからか、トーニャ側に立って観てた。トーニャの運命はあの毒母の元に生まれた時から決まってたのかもしれない。やっぱり親や家庭環境ってその人の考え方や性格に大きく影響するんだな。でもこのお母さんや元旦那のジェフがいなかったらもはやトーニャは「トーニャ」ではないのかも。
素人目に見ても強烈でキレやすいトーニャとは対照的にナンシーの方が上品で可愛らしくて、ナンシーを悲劇のヒロインに仕立て上げるのは納得できたからこそ、最後のトーニャの「アメリカは好かれ役と嫌われ役両方を求める」というセリフにとても説得力があった。
マーゴット・ロビーはアンチヒーローを演じがち。
