Ginny

ピーターラビットのGinnyのレビュー・感想・評価

ピーターラビット(2018年製作の映画)
1.0
こんなにイライラした映画は『ハッとしてキャット』以来です。
イギリスの宝物 ピーターラビットの原作に対する冒涜ではないでしょうか。

イギリスの有名な原作もので成功をおさめたと私の中で思える『パディントン』シリーズを引き合いに出しますと 違いはプロデューサーにあるのではないでしょうか。
パディントンシリーズのプロデューサーはデヴィッドヘイマン氏。
彼はハリーポッターシリーズのプロデューサーとして有名です。
かの有名なハリポタを映画化するにあたり 頭にウジが湧いてるとしか思えないトンチンカンな人たちがいて、舞台をアメリカにするだのトチ狂ったことを言ったようです。
それをイギリスの空気感を重要視して原作ベースに持っていったのは彼をはじめスタッフの手腕によるものです。

それで大成功をおさめました。
それに反してこのピーターラビットはなんでしょうか?
人間が作った畑に我が物顔で入り込んで盗みを働き、盲信的に害を考えずウサギを可愛がる女に アナフィラキシーショックを起こさせてまで人間に反するウサギなんて クルエラデビルじゃないけど毛皮はいだろかと思っちゃいますよ。
動物愛護だがなんだか知りませんけど 人間に対しては乱暴を働いてもいいんですかね。

人間とウサギのはちゃめちゃと御都合主義の無理やり感動ラストという とても稚拙な脚本ですが、それをオリジナルキャラクターを使った上でやれば 最近の洋楽を使って面白く作ってると思います。
でもそれがイギリスの愛されるピーターラビットというキャラクターを使って虎の威を借る狐というところが許せません。
冒涜以外の何者でもないです。

イギリスらしさが雑。
ユーモアが低俗。
これに受ける子供、大人、心配してしまいます。
もっと上等なものがありますよ。

とりあえずパディントン見てみてください。

あ、ドムナルグリーソンは好きです。
Ginny

Ginny