このレビューはネタバレを含みます
やっぱり舞台が日本なところとか、そこで犬と人間との関係性を描いて、人間という動物の傲慢さ考えざるを得ない設定とか、そういうのが素晴らしい。
昔から犬と人間とのゆかりが強い日本。でもずっと人間に服従させられている、している犬という生き物。「お犬様」になる時代もあったのに、どうして今日本ではこんなに殺処分件数が多いのか。いつから犬は正当な生き物扱いされなくなったのか。
わたしは犬を飼って14年になるけど、なるべく尊敬していたい。あれだけ犬が排除される世界、あるとしてもわたしは認められない。自分の犬が捨てられたら、自分が感染して死ぬとしても助けたい。
ウェスの作品らしく、可愛くも毒があり、平行、垂直な画面対比。ウェスの作品はいつも手の中に持っていたくなる。細かくて細かくて、何度見ても見きれない。
大好きなウェスが、わたしの大好きな犬の作品を描くなんて、素晴らしすぎる。
ので、フィギュアつき前売り券買いました。
