真田ピロシキ

EXO <エクソ:地球外侵略者>の真田ピロシキのレビュー・感想・評価

EXO <エクソ:地球外侵略者>(2016年製作の映画)
2.6
『ゲーム・オブ・スローンズ』のド外道野郎ラムジー・ボルトンが主人公のSF。エイリアンの性器を切り落としていたぶったり殺して犬の餌にする話ではない。ノーマン・リーダスも声で出演。

映画が始まってから何度も避難所のアナウンスを出されるのですぐにここが物語のキーだと勘付いてアレコレ予測を立てる事になる。果たして安全な避難所というのは本当なのか。そもそもエイリアンはいるのかと。謎を小出しにしていくサスペンスは結構面白かった。

演出の退屈さがかなりシンドい。低予算なのは分かるが無機質なだけで何の特色も感じられないSF舞台装置やガジェット。暗すぎて見えない森。この森が雰囲気作りと言うより単に予算の関係で見せられないのを誤魔化すために暗くしてると思われるのが。最後のアレもほとんど見えないので、これなら半端に色気を出さず最後まで見せない方がSFサスペンスの格を上げたように感じる。あと主人公だけが見る事の出来る夢の内容は何の意味があったんですかね。全裸徘徊も謎だ。サービスシーンか?悪くなさそうな話を演出に相殺されて緊張感はあまりなく、寝落ちまではしないものの眠気に度々襲われる映画でした。