YasuhitoArai

マリアの息子のYasuhitoAraiのレビュー・感想・評価

マリアの息子(1998年製作の映画)
3.9
敬虔なムスリムのラフマーンは、村で唯一のカトリック教会にある聖マリアの肖像に、見知らぬ母親の顔を重ねる。老神父と仲良くなったラフマーンは、神父が事故で怪我をすると、彼の弟を捜して街へと行くが・・・という話。

少年の見た目が整っていて、カメラへの収まりが良い。そして少年への感情移入を誘う。闇夜の少年の唄が良い。
キリスト教とイスラム教という宗教の壁を越えたピュアな人間関係を感じられる。特に街へ出た後の、キリスト教徒の少年との触れ合いが良かった。

72分と短いながら良い内容の映画だった。
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