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ボストン ストロング ダメな僕だから英雄になれたのkochabのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

まず、筆者が語りたいのは、主演のジェイク・ギレンホール。私が彼を評するならば、

「ジェイク・ギレンホールは目を見ろ」

と常々書いています。今回もその目、眼力、目力を中心にお送りいたしますw。( ̄∇ ̄)

まず冒頭、実は私自身、始まってすぐにジェイクに「目力がない!」( ̄□ ̄;)!!と思いました。だってフツーなんですよ、フツー。
でも事件が起きてきてからがいよいよ、と言う感じ。まずは注目してほしいのが手術後、切断した足の包帯を変えるシーン。もう分かったかのようにカメラはジェイクに寄っていますw。これを彼の目は痛さに耐えながらも、彼女に救いを求める「目」。いやいやこの辺から楽しくなってきたな~。
そして後半、NHLプレーオフにてフラッグを振るシーン。あそこも、実は自分はマスコミに持ち上げられている事が十分分かっている上で、そんな中「自分はそこまでの英雄ではない」と自分で思っている。だからこそフラッグを振る事に恐怖を覚えているわけで。そしていざ、表情に上がってのシーンでは、フラッグを振るその目がいかにも強張っているのがよく分かります。なので、後半になればなるほど、冒頭部分の目力がなかったのは「なかった」なのではなく、主人公がごく普通の街の人ゆえに、そこまで目力が必要ない、敢えて消していたのだろう、とさえ私は思っています。
他にも多々、観てほしいシーンがありますが、ここらでやめておきますw。それでも時に「目は口ほどに~」と申しますが、彼ほど雄弁に語る役者はいない、と個人的には思っております。

シナリオも一部触れましたが、その主人公が立ち直る、と言っても実は廻りからも色々と声をかけてもらったからこそ、それを返す事も考えられるようになった、と思います。原題、”Stronger”、より強かったのは誰なのか?私は改めて「人は人を映す鏡」なんだな~、と思う作品でした。

やっぱりジェイクは目が離せないな~。(*^^)v
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