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ボストン ストロング ダメな僕だから英雄になれたのGreenTのレビュー・感想・評価

3.0
爆発のシーンなどショック効果を狙わずに、ボストン・マラソンの爆弾テロに巻き込まれて両脚を失った主人公の「その後」を真摯に描いているところは好感が持てた。主人公の家族が、いわゆるアメリカのワーキング・クラスのファミリーを上手く描写しているところが面白かった。主人公は、こういう家族がいるからこそ自分の身の上に起きた悲劇を笑い飛ばす強さはあっても、それに向き合って乗り越えて行く強さはなく、そこが課題になるところが興味深かった。アメリカ人は、実際に起こったテロや戦争を映画化し、「戦争やテロに屈しない俺たち」をアピールするのが好きだな、だから逆に戦争を続けるし、テロもなくならないのではないかと思わせられた。
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