ステイサムvsサメ。こう書くと期待させるんだが、本編はその字面ほどは面白くない。いや、元水泳選手のステイサムをサメ映画に投入するという発想自体は「その手があったか」だし、ストーリーも潜水艇救出＋追跡＋ビーチ襲撃＋直接対決と押さえどころは押さえている。が、なんとなく淡白で盛り上がらない。なにしろサメちゃんがデカすぎるんよなあ。基本丸呑みなんであんまり痛そうでもないし、サイズ感が掴みにくくていまいち怖くない。パニック映画として最大の見せ場になるはずのビーチ襲撃もしょぼいし。あと、脚本のブラッシュアップが明らかに足りてません。あの金持ちとかせっかくおいしいキャラになりそうなフラグがあったのに、うまく活用できていなくて勿体無いと思う。それと中国資本感出しすぎ。せっかく金出すんなら盛大に研究所爆破くらいしてくれよ。中盤のアホすぎる展開は思わず笑っちゃったのと、ラストがステイサムの直接肉弾戦だったのはGOOD。
