みずた

夜明け告げるルーのうたのみずたのネタバレレビュー・内容・結末

夜明け告げるルーのうた(2017年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

この独自な、ひたすらになめらかな作画と透明感のある色味がたまらなく好き。
温かい印象の背景と相まって絵本みたい。
音楽も良かったし、みんなで踊っちゃうシーンはどこも楽しい。けど最後あのままハッピーエンド!かと思ったら急に途切れて一切人魚は出てこなくなった流れにゾッともさせられた。
予想はついてたけどタコ婆とじいさんの人魚との関係はぐっときてしまった。じいさんの、漁船や町の人たちが傘を渡して影を作るシーンは少しウルっときたのと、タコ婆の戦闘は格好良くて笑った。

ルーやカイや犬魚?たちはずっとかわいいし、ルーのパパはトトロみがあって微笑ましかった。言葉は喋れないのにあの顔と大きさを人間だと認識して馴染んじゃってる状態もなんか好きだった。会議まで出てたし笑。仲良くなりたかったって事のかな。

カイのお父さんの見た目が若すぎて中盤までお兄さんと認識してしまったのが惜しい…!

現実的に考えれば、かなりガバガバな部分はあるけどこれはそれで良いんじゃないかなぁって思えてしまう作品だった。気持ちいい。
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