このレビューはネタバレを含みます
口コミに釣られて見てきた。
噂に反して小さい子多くて不安になった(飽きて途中退場してる子は何人かいた)けど鬼滅が大丈夫な子なら大丈夫かな……？って思った。"お気に入り"に関しては言葉だけなので大人はウワッてなるけど子供は"？"だろうし。
読解力と感情移入が強い人は沈むだろうなって映画だった。私は構えすぎてしまったのと宝石の国とかも鬱って印象が薄かったタイプなので普通にただ楽しんでしまった。陰陽師とのバトルシーンの作画が好き。
あと戦後の昭和の価値観と描写がリアルなのが良いなと思った。良心的な水木でさえも当たり前のように車内でタバコを吸おうとするし道にポイ捨てる。職場も男しかいない。だいぶクリーンな時代になったよなぁとハッとさせられた。あの辺の描写にすごいこだわりを感じた。あと現代の鑑賞者に合わせて水木の女子供に対する価値観だけ現代に沿ってるからバランスうま〜となった。
水木もゲゲ郎もキャラデザと佇まいがすごい好き。も、もっと見たすぎる…！！！
墓場1話と6期1話を直前に予習して行ったので妖怪の見え具合とか幽霊族のこととかすんなり入れて良かったのと、鬼太郎のお母さんの果ての姿を見た時に上手いな〜！？ってなったんだけど、逆にこれらを予習したことである意味結末を知っているので何も知らない方が世知辛さは感じられたかなーとも思った。
あと水木が「放っておけよお前がやる必要なんてねぇんだ！」ってゲゲ郎止めたとき隣にいた少女が小声で「そうだよ!」って言っててつい微笑んでしまった。
噂の糸目の石田彰、確かに良かったね。開眼のタイミングが最高だった。
