リョウ

さらば愛しきアウトローのリョウのレビュー・感想・評価

さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)
2.8
さらば、アウトロー。さようならレッドフォード。
さすがハリウッドの生ける伝説。久しぶりにシャンテをほぼ満席まで持っていったのはあなた位です!!
映画自体は事実を基にして作られてるのだがこれぞまさにロバートレッドフォードの為に作られた映画だ。
レッドフォード意外が主人公を演じるなんて考えられない!そういう意味ではこないだのイーストウッドの「運びや」とも少し被るかな。
ただこちらの映画はスゴい単調な描きかたをしている。というのもこの銀行強盗大好きな主人公の全盛期ではなく引退期を描いているから。
スゴいド派手なシーンや綿密なプラン、感動的なエピソードも特になく淡々と銀行強盗していく様を描いていく。
そしてそれを追い続けるケイシーアフレック。
そう書くとスピルバーグの「キャッチミーイフユーキャン」とも少し被ったりするかな。
なのでこの映画はエンターテイメントもいうかどれだけレッドフォードのジェントルマンっぷりを堪能できるかという映画だと思う。
そしてところどころに置かれている彼の茶目っ気ぷりも♪
しかし16回逮捕されて16回脱獄なんて警察もそれほど彼を極悪人として見ていなかったってことなのかなぁ。
普通全国指名手配とか全国の銀行でウォンテッドされても良さそうなのに。
何はともあれ長い映画人生と我らにくれた喜びにありがとうロバートレッドフォード!そして引退宣言したもののきっとあの爽やかなスマイルでなんちゃって復帰してくれるのを待っている!!
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