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グッド・ネイバーのマーチのレビュー・感想・評価

グッド・ネイバー(2016年製作の映画)
4.1
【上半期鑑賞映画寸評:2017】
結末の捉え方がスコアを左右する作品。

あの結末に納得、感動できればハイスコアになるが、「何だよー!ホラーに終始しろよーー!!」というホラー大好きっ子には生温く感じるかもしれない…

予告・ポスター・宣伝方法が見事にミスリードしているおかげで、着地点の驚きと感動が意外性を保っているのだと思う。

個人的にはあの結末に大納得で、何なら「泣かせるじゃねぇか〜😂😹。゚(゚´Д`゚)゚。 」と驚嘆しています!

定点カメラ or ハンディカメラ📹の映像を淡々と映すシーンが大半ですし、無駄な内容もいくつか加味されるので退屈に感じる場面もいくつかあります。そもそも実験とか置かれている状況を考えない不法侵入スタートもイマイチ合点がいきませんが、後々繋がってくることを考えるとどうでもよくなります。それだけ各々の行動に対する説得力が十分あるし、リンクのさせ方が秀逸。

名優ジェームズ・カーンが爺さんを演じたから成功したという部分もある。彼じゃないとアレだけ複雑なラストの心情を繊細に演じきれなかったと思う。しっかりポイントを抑えている秀作で、ホラーパートの煽り方もバッチリ👍 是非とも題名すら知らずに観て欲しい作品。つまり、題名が多くを語りすぎている…どう考えても『ドント・ブリーズ』の方が演出的にも作品的にもよく出来ているのに、こっちの方が好きという皮肉。切なさのミルフィーユ。


【p.s.】
今月で2017年上半期も終わりを迎えるので、その前に投稿できていない1〜6月の鑑賞作品を寸評で投稿しています。

40〜50作品ほどありますので、いつもとは違い極々短いレビューで投稿しますが、暇があれば付け加える予定です。

よって、いつもの【映画情報】等もカットさせていただきます。

*詳しくは2017年6月8日に投稿している《『イップ・マン 葉問』評》内の【p.s.】後半部分をご参照下さい。
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