このレビューはネタバレを含みます
彼の存在をものすごくリアルに感じながら観ていた。膨張して窮屈でどうしようもなくて、酔って絡む姿、踊る姿、吐く姿、自分のなかで完結してしまう思考。やったらいけないからやらないけれど、瞬間瞬間はなんとなく分かってしまう気がして突き放せない。というか、最初の屋台で夕飯食べてる時のエロ話にぜんぜん乗らない撮影側になんとなく、酷いよ、と思ってしまうし、母親に責められまくるところとか、そんなこと言われ続けたらそりゃ、と思ってしまうし、偉そうな客にボロクソに言われるとことか、これはやってしまっていいよ!とか思ってしまうし、そっち側で観ていた。