エイデン

レディ・ガイのエイデンのレビュー・感想・評価

レディ・ガイ(2016年製作の映画)
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アメリカ、カリフォルニア州、メンドシーノ精神科病院
ある事件の重要参考人であるジェーンは、この病院に拘束衣をされて収容されていた
高い知能を持ちシェイクスピアを愛する変わり者であるジェーンは、セッションをしに来た担当医にも口を割らなかったが、新たに担当医となったガレン医師には少し協力的な態度を見せる
ジェーンは元々 医学会では有名な女性外科医だったが、男性医師による妬みから嫌がらせが続き、ついには医師免許を剥奪されてしまったのだった
しかし医学への歪んだ情熱を捨てないジェーンは、闇医者として活動を続け、違法な性転換手術などに手を出していた
そして2年前、その違法手術をしていた現場で4人の男の遺体と、ジェーンだけが手術台に横たわっている姿で発見される
犯人とされたのは遺体の1人であり、ジェーンの助手をしていたベッカーで、殺害に使われた銃やナイフを握っていた
セッションが進むにつれ、ガレンに気を許していくレイチェルは、あの時 何が起きたのかをついに話し始める
始まりは3年前、ニューヨークでジェーンの弟セバスチャンが殺された
素行が悪く、金を普請するばかりであったものの、ジェーンは姉として弟を愛していた
警察は犯人を見つけられず、ジェーンはあらゆる手を尽くして犯人を探っていくと、裏社会で名の知れた凄腕の殺し屋フランクの存在にたどり着く
ジェーンはフランクに恐るべき復讐を遂げたと言うが、フランクという人物が存在した証拠は無く、ガレンは彼女の妄想ではないかと疑念を抱くが・・・



ミシェル・ロドリゲスとシガニー・ウィーバーという男勝りな姐さん方主演のサスペンス・アクション

あらすじでは触れなかったけど、もう何のこっちゃよくわからないプロットから、ハイテンションなアクションを期待するところ
でも実際はシガニー・ウィーバー演じるマッドな女性医師の回想という手法で、淡々とストーリーは進んでいくので、日本版トレイラーほどのアホなアクションを期待して観ると肩透かしを食らうかもしれない

見どころの1つはクレイジーなプロットでもある性転換
男バージョンも女バージョンもミシェル・ロドリゲス本人が演じるということで、乳もナニも曝け出すという体当たり演技が観られる
昔からミシェル・ロドリゲスの姐さんにはキンタマが4つは付いてるという持論を持ってるんだけど、2つでしたね

アクションもカッコいいものはあるものの尺は短め
作品の本質としては、性に揺れることを物理的にぶつけてくるというジェンダー論的なものなんだと思う
男で性格クソなら去勢したらマシだろうと思いきや、本質としては変わらないってことなのかな
というか暗殺者をミシェル・ロドリゲスに改造した時点で、本郷猛を仮面ライダーにしてしまったショッカーレベルの詰みを感じるけど・・・
強化してどうする
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